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越冬と夏祭り


 寿に心をよせる皆様に、寿の年中行事である年末年始に展開される”越冬”とお盆の時期に展開される”夏まつり”を、御紹介します。                              

                                                                      鹿児島  正明


 越冬とは・・出会いであり、生命を皆の力で、共に生きる勇気を獲得する場>

○ 承知のとおり、多数の人々が労働者階級で、労働して賃金を手にしなければ生きていけません。暗黙の了解事項として他者との比較で、生を受けた以上は、人並み以上の人生をせめて人並みは達成しなければという社会的な縛りがあり、多くの人々がこの価値観から自由ではないようです。

○ 日本という国は本当に民主主義が根づき、社会的な差別がなく、平等な社会なのでしょうか。個人の生は社会性を帯びているにもかかわらず、個人の人生は個人に帰結され予期せぬ病気、老後等を見据えて日々の生活が、お上のいう通り黙って働き続けることが強制〔分断と競争と結果主義、管理等〕され、それらの結果が大量なリストラと過労死と自殺と家族崩壊等が日々続き、大量失業時代の昨今少なからず屋根を奪われ路上の野宿者へとなってしまう人々がいます。

  何処に、拠り所が、安心感が、感動が、人間として生きている実感が、希望が、見いだされるのでしょうか。              

 ましては、次の世代を担うべき子供たちの未来はどうなるのだろうか。
○ 僕等が生活している寿は、日本の中にあって第三世界的世界を醸しだし、日本3大寄せ場の一つである。現在、250メートル平方の中に、100軒程の簡易宿泊所があり、約7000名が生活しています。階層的には、現役層、生活保護層、窮乏層、「外国人」層
   内訳は、女性、子供、高齢者、「障害者」、日雇い労働者、野宿者、「外国人」等々。

○ 例年、年末年始は、仕事がなく、様々な問題が集中し〔凍てつく中での野宿、医療等〕労働者が黙って死んでいきます。自分たちの問題は自分たちで解決したい。仲間の生命は仲間の団結の力で守りたい等で、越冬闘争を開始。

○ 寿の越冬闘争は、1974年から開始され昨年の越冬は、12月26日から1月6日にかけて寿の内外の団結の力で闘われ、継続して26回目。越冬の中身は窮乏層に依拠して生きて春を呼び込むために、プレハブの自主管理、炊き出し、医療活動、凍てつく中野宿を余儀なくされている野宿者へのパトロール〔雑炊、毛布、ビラ等持参〕、交流学習会等。
 
○ 越冬は、出会いの場であり、手作りの共生の場であり、謙虚に学びあう場であり、共に生きる勇気を獲得する場でもある。見ざる、聞かざる、言わざるという窒息しそうな社会にあって、ややもすると自分自身の存在すら泡沫のようです。

○ 僕等が越冬で出会いたい中身は、人間のギリギリ生きる姿を「汚い」とみるのではなくそこから社会の有り様を見つめ、自分の行き方、社会のあり方を変えていく、そういう創造的な”共生”への道なのです。
  日々、慌ただしいですが、寿の越冬に心をよせて下さい。来て、見て、感じて、考えて下さい。自分自身をさらけ出せば何かヒントが 得られるかもしれません。
  貴方の素敵な人生に乾杯!  共に生きん!



 < 夏祭り >

 恒例の夏祭りは、お盆の時期に開催され今年で〔2000年夏〕23回目を迎えます。
 

 夏祭り期間中、寿の諸団体等の模擬店あり。 チューハイ/カレー/おにぎり/煮込み等            

寿の夏祭りは、心ある人の力に依拠しての手作りの祭りです。 ワッショイ!
  
 現役層も生活保護者層もアオカン者〔野宿〕層も「外国人」層も高齢者も女性も子供も「障害者」も寿の外の支援者も同格で、1年に回の夏祭りを楽しもう! ワッショイ!

 僕等の存在、たまたま運がよくて生き長らえているだけ・・・縁があって寿の夏祭りにて出会うこと、感じること。お互いのかけがえのない人生に乾杯して素敵な時間の紡ぎを体験しませんか!  待っていますよ。                               >再見<


『第25次寿越冬ノート』(1998年12月27日発行)から、越冬と夏祭りのことを紹介します。              

えっとう・・・・・生命は自分たちで守る

寿の夏祭り


  2000年夏祭りのこと

  2000年越冬のこと  

  2001年夏祭りのこと

  2001年越冬のこと

  2002年夏祭りのこと




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